買う前に
土地の地盤の調べ方
地盤が弱いかどうかは、見た目では分かりません。最後は地盤調査でしか確かめられませんが、買う前の段階でも、公的なデータから手がかりは得られます。液状化のしやすさ、谷や海を埋めて造った土地かどうか、地震のときどれだけ揺れやすいか。
住所を入れれば無料で分かること
- 液状化のしやすさ
地形区分に基づく液状化の発生傾向です。地震のときに地盤が液体のようになり、建物が傾いたり沈んだりすることがあります。 - 大規模盛土造成地
谷や斜面を埋めて造った大規模な造成地です。地震のとき、盛土が滑るように崩れることがあります。
¥500のレポートで分かること
- この土地の成り立ち(地形分類)
旧河道・盛土地・干拓地など、土地がどうやってできたかです。国土地理院が分類ごとにリスクの文章を付けており、それをそのまま載せます。 - 地震の揺れやすさ(地盤の増幅率)
同じ地震でも、足元の地盤によって揺れの強さは変わります。硬い地盤と比べて何倍の強さで揺れるかを、防災科学技術研究所 J-SHIS の推計で示します。
地形から分かること
地盤に関わる地形の例です。文章は国土地理院の地形分類のものです。
- 旧河道
河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水し、水はけが悪い。地盤が軟弱で、地震の際の揺れが大きくなりやすい。特に埋立(盛土)した地域では液状化の発生傾向が非常に強い。 - 盛土地・埋立地
高さが十分でない場合には浸水のリスクがある。山地や台地では降雨・地震により地盤崩壊のリスクがある。低地では液状化の発生傾向が非常に強く、海や湖沼・河川を埋め立てた場所では特に注意。 - 干拓地
一般に海・湖水面より低いため、洪水時に氾濫水が留まりやすい。沿岸部では特に高潮に対して注意が必要。地盤は軟弱で、地震による揺れも大きくなりやすい。液状化の発生傾向が強い。 - 後背低地・湿地
河川の氾濫によって周囲よりも長期間浸水し、水はけが悪い。地盤が極めて軟弱で、地震の際は揺れが大きくなりやすい。液状化の発生傾向がやや強い。沿岸部では高潮に注意。 - 切土地
切取り斜面によっては、大雨や地震により斜面崩壊のリスクがある。地盤は一般的に良好。
役所で確かめること
- 大規模盛土造成地の調査状況(第二次スクリーニングの実施有無)
窓口: 宅地耐震・開発指導の担当課。谷埋め型は地震時の滑動崩落が問題になった型です。
公開データで分かるのは、その土地が属する区画や分類の傾向までです。個別の敷地の地盤は、地盤調査で確かめてください。
ほかに確かめておくこと(区域・規制・接道)は
土地・中古住宅を買う前に調べることにまとめています。